特製のバターライスを使う、オリジナルレシピのガーリックライスはシメにぜひ。玉子、刻んだ牛肉、フライドガーリックが入り、まるでチャーハンのような賑わいです。
したたり落ちる肉汁、立ち上る香り。そんな調理の一部始終を余すことなく、目の前で見せられる鉄板焼は、見ている者の食欲を極限にまで導く。『不二楼』の鉄板を取り仕切るのは、「調理自体はシンプルなので、素材が重要なんです」と語る土田料理長。RKC調理師専門学校を卒業後、高知市内のホテルの洋食部門の厨房で約20年余り、そのうちの7年近くは料理長として現場の統括的な立場を勤めた。
調理がシンプルとは言え、肉の厚さや種類によってその扱い方は異なり、お客様の好みや要望に合うよう、焼き具合を加減しなければならない。素材そのものの美味さを引き出すことに特に注力し、さらにお客様の食べるペースも考慮して・・・。「当たり前のことですが、お出しするタイミングが重要ですから。」お客様への細やかな気配り、食材への強い思い入れがなければ鉄板焼のシェフは務まらない。